測定手順

  1. ソーラーシミュレータの電源を入れ、キセノンランプを点灯します。 キセノンランプ点灯時には電源の電圧変動により周辺機器(パソコン、ソースメータ)の誤作動の原因になることがあるので、ソーラーシミュレータの電源を初めに入れることを推奨します。

  2. パソコン、ソースメータの電源を入れます。

  3. キセノンランプの輝度の安定化、ソースメータの安定化のために、測定開始前に電源投入後10分以上待ちます。

  4. 大事な測定の前には、シリコン基準セル、または、英弘精機LS-100等によって光量を確認することを推奨します。

  5. パソコンでPeccell I-V Curve Analyzer 2.1(以下PECIV2)を起動します。

  6. PECIV2の測定パネル左側テーブルに、パラメータを入力します。あらかじめ作成されたパラメータファイルを「Load」ボタンを押すことで読み込むことができます。また、パラメータは、「Save」ボタンで保存することもできます。

  7. 「Auto save」にチェックマークがある場合(デフォルト設定)、「Filename」に入力されたファイル名で、測定後自動保存されます。自動保存パスは、C:\PECIV2\DATAです。

  8. 「Comments」にコメントを入力しておくと、コメントも保存されます。

  9. 「Run IV curve」を押すと、測定が始まります。

  10. 「Cancel」を押すと、測定を途中終了することができます。

  11. 「Auto save」にチェックマークがない場合、測定終了後、「Save data as」を押すことで、データを保存することができます。「Auto save」にチェックマークがある場合でも、「Save data as」を押すことで、別名でデータを保存することができます。

  12. 「Cancel」を押した場合、「Save raw data」を押すことで、測定したところまでの生データを保存することができます。

  13. 連続して測定する場合、同じファイル名で測定をすると、同一ファイルに連続してデータが保存されます。上書きはされません。このとき、「Comments」を入力してデータを区別することができます。

  14. Ctr + Shift + P を押すことで、測定パネルのスナップショットを直接印刷することができます。

データの保存形式

  1. データは、CSV形式(テキスト形式)で保存されます。

  2. データは、ファイル名、コメント、データ保存日時、パラメータ、変換効率・曲線因子などの特性値、測定電圧、電流密度、電流値が保存されています。

  3. 往復のスキャンをした場合は、1回目の測定値、2回目の測定値、測定値の平均、が保存されます。

図3 データは上記のフォーマットで、CSV形式により保存される。

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Peccell Technologies, Inc. 2008